ジーキャッシュ/Zcash(ZEC)のリアルタイムチャートや現在の価格などの最新情報から、ジーキャッシュの基本情報や特徴、買い方や購入可能な取引所まで完全網羅!今後の将来性も考察
価格推移・チャート
現在の価格
ZEC price:
1 ZEC =
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0.00046620 BTC
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1 ZEC =
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4322.79000 JPY
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ジーキャッシュの最新情報
プライバシーの完全保護を実現したジーキャッシュは、注目度が高く、公開当初より人気を集めていた仮想通貨です。
そのため、公開早々より購入する人が多かったようで、時間の経過と共に価格が右肩上がりに上昇していました。
特に2017年の後半ともなると、仮想通貨ブームの後押しもあってか、さらなる高騰を見せました。
しかし、2018年1月には仮想通貨ブームが崩壊し、価格が急落しました。一時は880ドルまで高騰したジーキャッシュですが、3月には180ドルまで暴落しました。
ただ、4月より反転し、価格は再度上昇し始めています。4月の半ば頃には280ドル以上まで回復しました。
2018年4月というと、
ジーキャッシュが分散型取引所のOpenLedgerで取引可能になるなど、ポジティブなニュースが多くありました。それが価格に好影響をもたらしたのかもしれません。
ジーキャッシュとは?その特徴を解説
Zcash(ジーキャッシュ)とは、仮想通貨の一種で、他の仮想通貨と比べて匿名性が高いことから匿名通貨と呼ばれています。通貨単位はZECです。
時価総額10億ドル以上の人気仮想通貨です。
ジーキャッシュの
最大の特徴は、その匿名性の高さにあります。本来、取引の安全性を確保するためには、相手の情報が不可欠なのですが、ジーキャッシュでは
ゼロ知識証明を採用することで、相手の情報が無い状態での安全な取引の実現に成功しました。
ゼロ知識証明があるおかげで、ジーキャッシュでの取引における情報、例えば送信者や受信者、取引金額などの情報を完全に非公開にすることが可能です。
ジーキャッシュの基本情報
ジーキャッシュは2016年10月に公開された仮想通貨です。ブロックサイズは2MB、4年毎に半減期が到来します。コンセンサスアルゴリズムはPoWで、発行上限は21,000,000ZECです。
ビットコインなどの仮想通貨を使用して取引を行うと、その取引データはすべて公開されてしまうため、プライバシーが保護されません。
しかし、ジーキャッシュは違います。ゼロ知識証明による完全なる匿名性の実現に成功したジーキャッシュを使用すれば、プライバシーを保護しつつ、仮想通貨による取引を行えます。
ジーキャッシュの特徴
ジーキャッシュといえば、ゼロ知識証明による完全なる匿名性の確保に成功した仮想通貨として有名なのですが、このゼロ知識証明とは一体何なのでしょう?
ゼロ知識証明とは
ゼロ知識証明を使用すると、送金側のアドレスと受取側のアドレス、そして送金額など、
ジーキャッシュにまつわる取引データをすべて匿名にすることができます。
そのため、ジーキャッシュを使用している限り、プライバシーが完全に守られます。もちろん、取引所を使用している場合、取引の記録は取引所に残るため、この限りではありません。
しかし、個人で所有しているようなウォレットで取引をしている限り、外部にプライバシーが漏れることは無いでしょう。
ゼロ知識証明とは、ひとことで言うなら、
特定の命題が真実であることを、証明する必要なしに真実だと第三者に証明する技術のことです。
例えば、Aという命題が真実であることを証明する情報をAαとします。Aが真実であることを第三者Bに伝えるためには、Aαを伝えるだけで済みます。
ゼロ知識証明では、このAαという証明に必要なデータを伝えずとも、Aが真実であることを証明することができるということです。ログインパスワードを使用せずとも、目の前にいる人物が本人だと証明する技術だと考えれば問題ないです。
ジーキャッシュではこのゼロ知識証明と、さらにシールドトランザクションと呼ばれる技術を採用することで、より高い匿名性の実現に成功しています。
シールドトランザクションとは、第三者に取引情報を隠蔽する技術のことです。このシールドトランザクションがある限り、第三者に取引情報が漏洩する心配がありません。
ジーキャッシュには他にも、
マイニング報酬が減額するスローマイニングがあるという特徴があります。
スローマイニングのメリット
スローマイニングがあると、時間の経過と共に
マイニング報酬が減っていくため、インフレの抑制につながります。それどころか、報酬が少なくなる分、希少価値が上がるため、
将来的には価格が高騰するかもしれません。
ジーキャッシュを取り扱っている取引所
ジーキャッシュは人気仮想通貨ということもあってか、取扱っている取引所の数も多いです。かつては国内取引所のコインチェックも取り扱っていました。
しかし、NEM流出事件以降、コインチェックでのジーキャッシュの取り扱いが停止になり、現在では完全に取引できなくなりました。
そのため、
現在ジーキャッシュを取引できる取引所というと、海外の取引所だけとなります。
ジーキャッシュを取り扱っている取引所というと、HitBTC、Bitfinex、Lbank、Huobi、Binanceなどがあります。
ジーキャッシュの将来性
ゼロ知識証明による完全なる匿名性を獲得したジーキャッシュは、仮想通貨としては非常に優れています。これはビットコインにはない優位性なだけに、今後ますますジーキャッシュに対する人気は高くなるかもしれません。
ただ、ジーキャッシュには問題点があります。それは匿名性が高すぎるという点です。
ジーキャッシュを利用すると、送金者や受金者、さらには送金額などの
情報を完全にシャットアウトすることができるため、外部からはどのような取引が行われているのかがわかりません。
そのため、ジーキャッシュはマネーロンダリングのような
犯罪に使用されるリスクが高いという危険性を常に抱えています。
このように、ジーキャッシュは大きな課題を抱えている一方で、
JPモルガンがジーキャッシュと技術提携したなどの話もあります。
実際にはジーキャッシュではなく、ゼロ知識証明の技術をJPモルガンは欲しがったようなのですが、それでもこの話題は大きなニュースとなり、ジーキャッシュの価格高騰の要因となりました。
完全なる匿名性を実現したジーキャッシュには確かに大きすぎる課題こそありますが、同時にメリットもあります。それだけに、ジーキャッシュは課題さえ解決することができれば、今後さらに価値が飛躍する可能性があります。ジーキャッシュの将来性は、課題をどう解決できるかによるでしょう。